ものづくりを訪ねて - HIBI箸 福井県小浜市 -

福井県小浜市(若狭地方)は「塗り箸」誕生の地として400年以上の歴史を持ち、国内の塗り箸生産量の約8割を誇る産地。海や山の美しい景色が広がっています。この地域では天然の素材を活かし、森林資源の保護などにも取り組みながら、私たちの日々の生活や食事にかけがいのない箸文化が守り続けられています。
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HIBIの箸もここで作られ、職人の手仕事により一本一本丁寧に仕上げられています。使い心地と佇まいの調和にこだわったデザインを形にしていく工程をご紹介します。
製材
天然木を材料とするHIBIの箸。木材は2~3年ほどかけてしっかりと自然乾燥をさせ、加工に適した状態になったものを使用します。まずは板状に、次に棒状にカット。HIBIの箸は、やわらかな感触で軽い「桜」と、固くて丈夫な「鉄木」の2タイプを採用しています。
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木地加工
棒状にしたもの削り、上部は4角から8角の形状に加工します。上部から先端にかけては、曲線的で手に馴染みやすいフォルムを作ります。先端は細く削り、摘みやすい形状に仕上げます。
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表面研磨
木地本来の素材感を活かすように、一本ずつ丁寧に、滑らかな触り心地になるよう丹念に磨きます。
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頭部面取り
箸の上部を丁寧に面取りします。小さなカットは手の動きや角度一つで左右され、繊細な職人技を要します。このカットを施したデザインは、HIBIの箸のアクセントとなっています。
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表面処理
布に含ませた天然素材の蜜蝋をすり込み、冷風を当てて乾燥させます。こうすることで手のひらに馴染む、しっとりとした手触りになります。
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ずっと暮らしの中心にあり続ける、定番となるような HIBIの箸。触れてこそわかる使い心地を追求したデザインです。​
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